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東西名探偵/平×新のSSブログです。幸せイチャイチャ中心。                                                               死にネタ別れネタなし。初めての方はカテゴリーより「はじめに」をクリックしてください。                                                 ご意見、ご感想等ございましたら カテゴリー下にあるリンクのWEB拍手や文末コメントにてお願いします。
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2026/07/03 (Fri)
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2010/10/31 (Sun)

酔っぱらいの続きです。ちょっと長くなったので、二つにわけました。続きは近々。

 

 

ドアをノックする音に目が覚めた。
「工藤、起きたか?」
扉を開けて、平次が顔をのぞかせる。
のそりと体を起こすと、頭に鈍い痛みが続いた。
「うー…」
ぐらぐらとした気持ち悪さを抑え上半身を起こすと、平次が近づき声をかける。
「水飲むか?」
「いらねえ。」
両手で頭を抱え込みながら、それでものろのろとベッドを出るべく掛け布団から足を出す。
「何か欲しいもんは?」
頭上から聞こえる声に、俯いたまま答えた。
「……今は熱いコーヒーが一番怖い。」
「そーかそーか。…もっと怖いもんが待っとるで。」
「へ?」
「はよ着替えて、降りといで。―――まあ、執行猶予はそう長ないみたいやけど?」
意味深にウインクして、平次は扉を閉めた。
新一は首を傾げつつも、頭に残る昨夜の酒が不快で早くさっぱりとしたかったため、
思い体を引きずりながら手早く着替えをすませて階段を下りる。
とりあえず先に顔を洗い身支度を整えてリビングのドアをくぐった。
「おはよう、新一。」
フライパンを片手に振り返った蘭が、にこやかに新一へと挨拶を告げる。
エプロンこそしていないもののまるで新婚の朝のようと、
少しだけ不謹慎な想像に口元を緩めた新一の表情を平次の咳払いが正す。

「おはよう、蘭。遠山さんも、おはよう。」
「…うん、おはよう、工藤くん。」

蘭の隣でサラダを並べていた和葉にも声をかけるが、返答にはいつもの元気がない。
彼女も酒が残っているんだろうか。
いつもより眩しく感じる朝の光に目をしかめながらテーブルにつきつつ、
やや漂う違和感に嫌な予感を覚えたが重い頭は中々始動しない。
いつの間にか蘭がコーヒーを片手に新一の後ろに立っていて、ことりと小さな音をさせてカップを置いた。
すでにテーブルで給仕されている平次が、ちらと新一に視線を送る。

(…んだよ。)
じろりと睨むと肩をすくめられた。
サラダ、目玉焼き、ベーコンと、簡単な朝食が並べられていく。
和葉が席につき、そして最後に蘭も椅子に座った。
「いただきます。」
全員が手をあわせて声をそろえ、昨夜のことには何ひとつ触れないまま
今日の予定なども交えつつ和やかに朝食は終焉を迎える。
食後にもう一杯と、新一がコーヒーを口に含んだその時。

「で、いつから二人はつきあってるの?」

唐突に始められた蘭の会話に、それをそのまま噴出す。
げほげほとむせた新一に蘭はそっとタオルを差し出した。
長い付き合いは伊達じゃない。タイミングはばっちりである。
受け取ってひとしきりむせた後、新一はキっと平次を見やる。

「服部、てめえ!」
「俺と違うで?お前がばらしたんや。」
平次は、じとっと新一を見る。
「んな訳あるか!」
「本当よ?」
食いかかる新一に、蘭の鶴の一声。
さっくりと心臓を抉る一言に全身が凍る。

「…マジかよ。」

何言ったんだ俺と、固まったまま自嘲交じりに呟けば、にっこりと蘭が笑う。

「服部君を俺のだって宣言して、私たちの目の前でキスしたのよ。」

ガツん、とテーブルに顔をぶつけるようにして新一はつっぷした。

「服部君は新一が話したい事しか話せないっていうから。」
「・・・・」
その言葉に平次を見ると、ふいと視線を逸らされた。

自分よりも早く起きて、二人に詰め寄られでもしたのだろう。
それでも、自分の意思を最優先させる彼にふわり気持ちが和む。
ふと気付くと、和葉と蘭の二人にじっと見つめられていることに気付き、
なんとなく恥ずかしくなって咳払いをした。

けれど、いい機会だ。

きちんと話すことは必要だと思っていたし、新一自身逃げていたわけではない。
もう一度平次に視線を向けると、その覚悟が伝わったのか今度はにこりと微笑まれた。
無駄にいい男なんだよ、ったく。
そう心の中だけで呟くと、居住まいを正して二人に向き合う。
大きく深呼吸を一つだけして、背筋を伸ばして口を開く。

 

【2】

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soypsurroup 2013/12/20(Fri)15:20:49 編集
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自己紹介:
二児の母。2009年に唐突に平新に。
何故だと自問自答しつつも数年ぶりに筆をとる。
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