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東西名探偵/平×新のSSブログです。幸せイチャイチャ中心。                                                               死にネタ別れネタなし。初めての方はカテゴリーより「はじめに」をクリックしてください。                                                 ご意見、ご感想等ございましたら カテゴリー下にあるリンクのWEB拍手や文末コメントにてお願いします。
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2026/07/02 (Thu)
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2009/09/04 (Fri)

「彼を、止めてください。・・・あなたは連絡する手段を持っているはずです。」
「私がこの電話を使うのは、君の返事を聞いたときだ。」
「あなたが今、二人の人間に連絡をとれば、何の事件も起こらずにすみます。」
「・・・・・・・。」
男は目を細めるだけで、その言葉を聞く気がない。
時間が過ぎることに過敏になった新一は、焦りを含ませて声をあげる。
「何も犠牲を増やすことはないでしょう。冷静になって下さい。」
「冷静に・・・だと?」
噴出す怒気が新一へと叩きつけられる。
「部外者が口を出すな!」
普通の人間であれば、体をすくませるほどの迫力がその声にはあった。

「あの子の苦しみを見たことがあるか!必死に自分でも立ち直ろうとしていた!けれど、恐れで自身の部屋の扉を開けることさえできなかった!震える体を懸命に自分の腕で抱えて、それでも生きていこうと頑張りながら、・・・・それでも、」
彼の怒りが本物であるとともに、また苦しみも本物なのだ。
「それでも、自分で命を絶たなければならなかったほどの苦しみが・・・・っ!」
激昂が途切れ、男は膝をついた。肩を震わせ、声を震わせ、抑えきれない嗚咽が喉を震わせ。
「・・・・・・ただふらりと現れただけのお前に、わかるのか。」

残されたこの映像は、証拠品としては十分すぎるものだ。
警察へ被害を届ければ、映像の中の下衆な男共を罰することはできるだろう。
けれど、失われたものは戻らない。むしろまた失われるものがあるだろう。
だからこそ、彼らは計画を立てた。
「彼女は、そんなことを望んでいないでしょう。」
ありきたりな言葉だ。けれどほかにかけられる言葉などあるはずもなく。
それを聞いた男は、くっくっと喉を鳴らして笑う。―――明らかな嘲笑。
「だからお前は、部外者だというんだ。」
その嗤いは、新一の胸を裂く。
「あの子がゆっくりと安心して眠ることができるよう、あやつらを地獄に送り届けねばならんのだ。」
そのために喜んで、ヤツらとともに堕ちて、地獄の門番にもなろう。
あの子が天国で安らげるよう。
「あいつらがいるかぎり、怖くて出られないと泣いていたから。」
「・・・しかし・・・!」
新一がなおも言い募ろうとするのを、男が遮る。
「ケダモノにはケダモノへのやりかたがある。」
「トルーマンですか。」
「・・・・・・私は、無関係のものには危害を加えるつもりはない。」
「蘭は関係ありません。」
「君が口を出してきた段階で、関係者さ。」
 

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無題
前から思っていたのですが、文学や歴史的発言にお詳しいですよね。
お好きなんですか?それとも専門?
さすらいびと 2009/09/04(Fri)16:40:47 編集
専門ではないですよー
コメントありがとうございます。
詳しい訳ではなく、新聞を読んでいて気になることをネットで確認する程度です。
そしてそれをネタにする・・・(笑)
近代文学は学生時代に好きで読んでいたので、読んでない人よりはちょっと詳しい程度です。
こば 2009/09/04(Fri)22:50:15 編集
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自己紹介:
二児の母。2009年に唐突に平新に。
何故だと自問自答しつつも数年ぶりに筆をとる。
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