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東西名探偵/平×新のSSブログです。幸せイチャイチャ中心。                                                               死にネタ別れネタなし。初めての方はカテゴリーより「はじめに」をクリックしてください。                                                 ご意見、ご感想等ございましたら カテゴリー下にあるリンクのWEB拍手や文末コメントにてお願いします。
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2026/07/02 (Thu)
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2009/09/06 (Sun)
「ここらにおったアホな連中も片付けといたわ。」
倉庫にほおりだされていたケーブルで、ひとくくりに縛っておいた男どもを一瞥して平次は話を続けた。
「きっちり掴まえておいたから警察へ引き渡しとく。」
「・・・警察だと!」
男は息を飲むと、電話へと食って掛かる。

「やめろ!お前たちは自分たちが何をしたのかわかっているのか!」
「あなたが為すべきことは、彼を支えることで煽ることじゃないはずです。」
「断罪を、断罪をと願うのは罪か!それを実行してせめて悲しみを癒そうという彼の苦しみをとがめる権利はお前たちにはないだろう!」
平次は黙って男の言葉を聞いていた。
「・・・すまんな。」
しばらくの沈黙の後、ようやく出せた言葉はそれだけ。

男は怒りにまかせて電話を投げ捨てた。
途切れた通話。
壁にぶつかり床に転がる受話器からは、ツーツーと虚しく響く電子音。
「これで、あなた方の計画は終わりです。」
「・・・貴様らは。」
男は興奮のあまり肩で息をしていた。そして新一をぎろりと睨みつける。
視線で殺されそうなほど強く。

「彼の妻はこの計画には携わっていない。彼が逮捕されれば、彼女は・・・一人だ。」
幸せな家族を見ているだけの幸福を、奪い去るのは誰だ。
「これ以上、あの家族から何を奪うつもりだ!貴様らは・・・っ!」
おおう、と獣の咆哮。
言葉に出来ぬほどの憤怒が、男の口から迸った。
ひどくひどく悲しい叫び。

彼と男の間に、どれほど固い絆があったのだろうか。
この悲しみを見ればその深さが伺える。

耳を塞いでしまいたい誘惑にかられるが、それは自分には許されないことだ。
蹲り、なおも苦しみを吐き出し続ける男の背に 新一は話し出した。

「まだ幸いにも人死には出ていません。情状酌量も十分に有り得ます。」
なんの慰めにもならないことなど承知だ。
「今度こそ、あなたの力で彼らを支えてくだされば・・・」
わずかに体を起こし、新一ではなく目の前の床を見つめながら呻く。
「・・・お前たちは、自分たちが何をしたのかわかっていない・・・。」
先ほどまでとは違う、がらんどうの声。
「何をしたのか。いつか、思い知るだろう。」

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こば
性別:
女性
自己紹介:
二児の母。2009年に唐突に平新に。
何故だと自問自答しつつも数年ぶりに筆をとる。
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